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 タイトル:グラディエーター

 公開:2000年
 監督:リドリー・スコット (Ridley Scott)
 音楽:ハンス・ジマー/リサ・ジェラード

 主演:ラッセル・クロウ (Russell Crowe)  ・・・ マキシマス
 ホアキン・フェニックス (Joaquin Phoenix) ・・・ コモドゥス
 コニー・ニールセン (Connie Nielsen) ・・・   ルッシラ
 リチャード・ハリス (Richard Harris ) ・・・   マルクス・アウレリウス
 オリバーリード (Oliver Reed )  ・・・      プロキシモ

 2000年度アカデミー賞、作品賞、主演男優賞、他5部門受賞




映画の内容:古代ローマ時代の剣闘士の物語。元はローマ軍の将軍だった貴族が謀略によって奴隷に落とされ、死ぬまで戦わなければならない剣闘士(グラディエーター)として新たな人生を歩むことになる。


感想
 映画の最初に画面いっぱいに広がる麦畑が目に飛び込んできます。そして麦畑の中にローマ時代の鎧の籠手をつけた腕が見えます。これから何が始まるのだろうか・・・。少し考える時間を観る人に与えてくれる、そんなシーンから始まるこの映画は、ローマ時代の奴隷剣闘士を題材にした闘争心あふれる映画です、そしてストーリーの底には古代ローマ貴族の土地と家族に対する愛情が流れています。

 映画はやがて彼の妻と息子がいる彼の土地の思い出のシーンから、現実の戦場での闘いの場面に移ります。

 古代の戦闘シーンはなんと言ってもメルギブソン主演監督のブレーブハートBraveheartyが秀逸だと思います。そのスケール感と、リアリティーは群を抜いていると思うのですが、このグラディエーターの戦闘シーンもそれに負けずにかなりリアルに造り込まれています。長めの戦闘シーンをじっくりと見ていられるのは、なんといってもエイリアンやブレードランナー近年ではブラックホークダウンを手がけた名匠リドリー・スコット監督ならではの手腕ではなかろうかと思います。

 僕はこの映画を見るときは、できる限り落ち着いて見られる時、例えば深夜などの時間に観賞しています。それというのも、古代ローマの街のつくりや、皇帝の近衛兵の鎧や盾のデザインをゆっくりと見たいからなのです。皇帝の住むパレスのインテリアも良いです。是非本物を見てみたいと思ってしまうくらいです。

 ストーリーはグラディエーター、つまり剣闘士の物語りなのですが、実は殺された将軍の家族、孤独な皇帝の空虚な家族、それぞれに家族というものについて深く語りかけてくる映画なのです。

 ただ単に決闘を描いて男心の闘争心に火をつけてくれる映画ではないところが、僕の気に入っているところなのです。もちろん、闘争心を掻き立てられる映画であることは確かなのだけれど・・・。

 謀略で奴隷にされたマキシマスには失うものは何も無いが、その剣の実力と統率力で次第に周りにいる奴隷たちが集まってきます。反面謀略によってすべてを手に入れた皇帝は家族も市民も離れてゆきます。二人の生き方の違いが鮮明に描かれて、運命の糸の絡み合いまで映画を観る人に楽しませてくれる映画になっているのです。



5段評価
ストーリー:★★★★☆
美術:★★★★★
音楽:★★★☆☆
お勧め度:★★★★☆

※以上はあくまでも個人的意見です。




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