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 タイトル:ワルキューレ

 公開:2008年
 監督:ブライアン・シンガー
 製作総指揮:トム・クルーズ
         ポーラ・ワグナー
         クリス・リー
 製作:ブライアン・シンガー
    ギルバート・アドラー
    クリストファー・マッカリー
 音楽: ジョン・オットマン

 キャスト
 トム・クルーズ ・・・ クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐
 カリス・ファン・ハウテン ・・・ ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク
 ケネス・ブラナー  ・・・  ヘニング・フォン・トレスコウ少将
 デヴィッド・バンバー ・・・  アドルフ・ヒトラー
 マティアス・フライホフ ・・・  ハインリヒ・ヒムラー
 ハーヴェイ・フリードマン  ・・・ ヨーゼフ・ゲッベルス
 トーマス・クレッチマン  ・・・  オットー・エルンスト・レーマー少佐
 トム・ウィルキンソン ・・・  フリードリヒ・フロム上級大将







映画の内容
 第二次大戦末期、苦戦を続けるドイツ軍内部では、無謀な作戦を推し進めるヒトラーにたいして、反対勢力がヒトラー暗殺計画を企てていた。
 そんな中、北アフリカ戦線で戦っていたシュタウフェンベルク大佐は、空爆で両手と左目に重症を負ってしまう。ベルリンに戻った大佐は、ヒトラー暗殺計画のグループに引き込まれるのだった。軍事作戦計画を得意とする大佐は、有事の際のベルリン鎮圧の作戦である「ワルキューレ計画」を利用して、ヒトラー爆殺計画とその後のクーデターを遂行しようと考えたのだった。


感想
 第二次世界大戦の極秘任務やスパイ作戦を描いた映画を結構沢山観たと思いますが、この映画も同様な映画です。また、実話を基にした映画であるということで、観る人のうちの多くは結果を知っているわけです。
 私自身も勿論結果を知っていたわけですが、先入観とは違って映画を観ながら手に汗を握っていました。結果を知っていてもスリルを味わえました。ひょっとしたらここで歴史が変わってしまうのでは?、などと、感じてしまうくらいに、真にせまった映画の演出でした。ありきたりの映画にはしておかないぞという、プロデューサーの意地を垣間見たような気にさせる映画です。

 1944年当時のドイツの街角や深い森の映像、そしてドイツ軍の軍服もリアルに製作されていました。きっとその手のマニアから見ても、かなり満足の出来る映像になっているのではないでしょうか。(もちろん、私はマニアではないので詳しくは判りませんが・・・)。

 大戦末期にヒトラーの司令部となっていた「狼の巣」と呼ばれる要塞で行なわれるブリーフミーティングに、主人公の大佐が出席するシーン。爆弾を仕掛けたバッグをテーブルの下においてミーティングに参加します。最高のクライマックスシーンになると、とても目を開けていられないくらいに、どきどきした時間を過ごす事になります。

 また、どきどきしたシーンも印象に残りましたがそれだけではなく、戦争末期に生き残りをかけて一人一人違った性格をむき出しにして戦いあうドイツ軍人同士の姿も印象に残る映画です。

 シュタウフェンベルク大佐がフロム大将にクーデターの仲間になるように話をするシーンでは、フロム大将は「私は正しいほうの味方である。」と言います。
 「正しい方と言うのは、ヒトラー総統が生きている限りは、ヒトラー総統の命令が正しいのだ。」とつづけて語ります。
 つまり、暗にヒトラー暗殺が成功したら味方につくと言うことを、言葉尻を取られないようにあいまいにして答えたわけです。この時期、ドイツ軍の高級幹部は「ドイツの敗戦は近い。何とかしてこの先も生き延びたい。しかしながら今現在はヒトラーには逆らえない・・・。」と考えていたと言うことでしょうか。なんだか、むなしいなあ。



5段評価
ストーリー:★★★★★
美術:★★★★☆
音楽:★★★★☆
お勧め度:★★★★☆

※以上はあくまでも個人的意見です。



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